トップページ > 社長への3つのご提案
しかし、何から始めればよいかというのは、気づきずらいものです。
例えば、スポーツ選手のウォーミングアップを例にとって考えてみてください。
スポーツ選手は、入念なウォーミングアップを行ってから練習に入ります。
ラジオ体操程度で練習に入るスポーツ選手は皆無でしょう。
準備が出来てから、本格的に体を動かし始めるのであり、いきなり練習や試合に臨むことはありません。
企業経営においても、現状をしっかり見えるようにしておいて、組織を動かし、その結果を確認します。
つまり「現状をしっかり見えるように」というのが「スポーツ選手のウオーミングアップ」に相当すると思います。
一言で言えば「自分がやっっている商売が儲かっているのか、損しているのかをいち早く知るための手段」です。つまり中小企業の社長にとっての「自己報告」です。
自分への報告をいい加減にやれば、そこから得られるものは、意思決定に使用する資料として、いささか心許ないものになってしまいます。
したがって、自社内で日々の取引きを、きちんと入力し経営に生かすことができる「自己報告」を作成することが重要です。
資金繰りの心配は、実は単純に「お金がない」という悩みだけではありません。
もしも、大企業のように将来の入出金の一覧表が作成され、将来「いくらお金が入り」、「いくら出て」、「いくら残る」かが事前に分かったとすれば、社長は余裕をもって対策に集中できます。
将来のお金の出入りを社長の頭の中で正確に管理することは、今の流れのはやい時代では、ほぼ不可能です。
会計は、曖昧だったお金の動きを明確にします。お金の動きが早く見えるようになれば、先々の漠然とした不安は解消されます。
金融機関は、融資先の経営力や収益力を把握して、事業資金を融資したいと考えています。そして、その経営力や収益力は、日々の記帳を前提とした会計帳簿に基づく「決算書」に表れます。つまり金融機関は、会計データがどのように作成されているかに注目しています。→ 関与先向け融資商品のご紹介
だから信頼性のある「決算書」を作成し、自社の業績を社長自らが報告することは重要です。
京セラ創業者の稲盛和夫氏は、『稲盛和夫の実学 経営と会計』の中で次のように述べられています。
「もし、経営を飛行機の操縦に例えるならば、会計データは経営のコックピットにある計器盤にあらわれる数字に相当する。計器は経営者たる機長に、刻々と変わる機体の高度、速度、姿勢、方向を正確かつ即時に示すことができなくてはならない。そのような計器盤がなければ、今どこを飛んでいるのかわからないわけだから、まともな操縦などできるはずがない。」
出典:稲盛和夫の実学―経営と会計(京セラ名誉会長)2000/11/7
言いえて妙な表現だと思います。
しかし、現実には、そのことに気が付いていない社長、気が付いていてもどうすることもできない社長が多くいます。
ここが「会計で会社を強くする」ための出発点です。
税理士法人サンハーツ新橋事務所が、日々の記帳を正しく行えるよう経理担当者と向きあながら指導していきます。→ 経理面のサポート
勘や経験は、それ自体は大変重要なものですが、会計数値を生かすことで効率的で効果的な経営が可能になります。
何故かといえば、会計数値の動きを見ることにより、社長はその数値の裏に隠れている背景を見つけられるからです。つまり、会計数値の変動は、社長の意思決定の現れだからです。
それを身に着けるためには慣れが必要です。しかし決して難しいものではありません。※ご自分の会社の数値を読み解くのは、どの社長さんも真剣そのものです。
会計専門家(税理士)の助言を得ながら、諦めずに分析を続けることで、徐々に、見方のコツがつかめるようになってきます。
ここが「会計数値を使いこなす」ための出発点です。
税理士法人サンハーツ新橋事務所の助言を得ながら、諦めずに分析を続けることで、徐々に、見方のコツがつかめるようになっていきます。→ 経営面のサポート
社内に業績管理のための経理体制が定着してくると、社長が経営のために使える資料も準備が整います。
そして社長が会計数値の使い方に慣れてくると、根拠のある打ち手が打て、その結果を検証することができます。そうすると、経営計画を立て、数値に落とし込み、会社の方針や目標に向かって社員やパートさんが毎日、自発的に仕事が行える体制が整い、その進捗状況を把握していく業績管理が可能になります。
これらには、順番があると思いますが実行スケジュールを立てることにより並行して進めることができます。
経理体制の定着と業績管理を並行して進めませんか。
税理士法人サンハーツ新橋事務所は、、毎月1回以上貴社を訪問し、会計データを確認し、最新の業績について対面でご説明します。→ Face to Face